
パーティクルボード種類・特長・用途を解説
1. パーティクルボードとは
パーティクルボードとは、木材の細片やチップを加熱圧縮した板のことです。パーティクルとは英語で「particle」といい、「小片・細片・粒子」という意味です。「パーチクルボード」「削片板」「チップボード」とも呼ばれています。
パーティクルボードと混同されやすく、同じような用途で使われることが多い建材に合板(ベニヤ板)があります。木片を集めて固めたパーティクルボードに対して、合板は複数枚の薄い板を重ね合わせて圧縮した板です。

2. パーティクルボードの種類
大きく3種類に分けられます。
+単層(小片がすべて同じ形状の単層)
単層のパーティクルボードは、同じぐらいの大きさの木片を用いて製造されています。すべて同じ大きさのチップなのでボードの強度が均一です。ただし高密度になるため、重くなるというデメリットがあります。
+3層(表面にいくにつれ小片が細かくなる3層)
3層のパーティクルボードは、用いられることが最も多い構造です。大きめの木片で作られた層の両面を小さい木片で作られた層で挟んでいるので、3層構造になります。
+多層(表面から中心に向かって小片が連続的に大きくなるのが多層)
多層のパーティクルボードは、木片の大きさの違いによっていくつもの層になっています。外側の層には小さな木片が使われており、内側の層になるほど木片が大きくなるのが特徴です。このような構造にすることで、密度を小さくして重くならないようにできます。

3. パーティクルボードの特徴
パーティクルボードのメリットとしてあげられるのは、木片を固めて製造しているのでコストが安く、材質が均一であるという点です。
小さな木くずをあつめてくっつけたパーティクルボードは、その量を調節すれば厚さ・大きさを自由自在に変えられます。環境にやさしいだけでなく、安価で手に入りやすいのも魅力的です。
廃材を利用している点でエコ
安価
材質が均一なので、反り・割れ・狂いが少ない
厚さ・大きさを自由に決めて加工できる
遮音性・断熱性が高い

4. パーティクルボードの弱点
水・湿気に弱い。木片を集積して作られているので、水濡れすると劣化してひび割れたり変形してしまうことがあります。
ほかの木材とくらべて強度が低い。
くぎ・ねじの効きが弱い。パーティクルボードは、言わば木片の集まりなので、加工しやすい反面、ネジや釘を支える力が弱いのです。
長期荷重でたわみが出る。さらに長時間にわたって荷重がかかると、たわみが出やすいというデメリットもあります。
5. パーティクルボードの用途
床・壁・屋根の下地材や家具素材として使われています。木材チップのサイズが大きいものは「OSB合板(Oriented Strand Board)」と呼ばれており、壁材の素材として使われるケースもあります。
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