ベニヤ・コンパネ・合板は、何が違う? それぞれの特徴とは
「合板(ごうはん)」とは、原木を大根の桂むきのように薄く剥いたもの(単板=Veneer)を乾燥させ、単板の繊維方向(木目方向)を1枚ごとに直交させて、接着剤を塗布して積み重ねて貼り合わせたものです。 この薄板を何枚重ねているかはプライ数という数字で表され、一般的な合板には、3プライや5プライ、7プライなどがあります。


合板の特徴は、原木を薄く剥いた板を重ねて作られているため、それほど太くない一本の原木からでも、広い面積の材料を得ることが出来るということ。そのため、大きな板材を低コストで作ることができるのです。
また、一定の含水率まで乾燥させた材料を重ねているので、無垢材などよりも伸び縮みが少なく、また重ねられた薄板は繊維方向を直交させているためあらゆる方向からの力に対して高い耐久性を発揮することが出来ます。
さらに、使用する単板の樹種や厚さ、枚数などの構成によっていろいろな性能を持つ材料を作ることが可能です。このように優れた特徴を持つことから、建材や家具、梱包などの材料、DIYなど幅広い用途に使用されています。

2. ベニヤとは
合板・ベニヤ・コンパネ、これらを混合されている方も少なくないと思いますが、実はこの3つすべて違うものです。しかし、全く違うかというとそうでもありません。少し難しいので順番に解説していきましょう。
ベニヤは正確には合板ではありません。木の丸太を大根のかつら剥きのように剥いて作った薄い板のことです。厚さは0.6~3mm程度の単層(1枚)のものをベニヤと呼びます。ベトナムではユーカリ、アカシア、ゴーム、スタイラックスのベニヤが多いと思います。

3. コンパネとは
コンパネは合板の1種です。
コンパネと読んでいますが、コンクリートを流し込むときのコンクリート型枠として使用されるものです。コンクリートパネルと呼ばれています。これを略してコンパネです。
コンパネはコンクリート型枠として屋外で使用されるものなので、耐水性に優れていますが見た目は考慮して作られていません。表面がガサガサになっていることもありますし、板自体が歪んでいることもあります。
コンパネの厚さは、一般的に12ミリ。普通の合板とは違って板の基本サイズが900mm×1800mm。だいたい畳1畳分と想像していただくと分かりやすいかもしれません。

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