
ホルムアルデヒドとはどんな物質
1. ホルムアルデヒドとは
ホルムアルデヒドは人の粘膜を刺激するため、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど、シックハウス症候群の原因となる代表的な物質。
室内での主な発生源は「合板」です。住まいには壁、天井、押入、床フローリングなど多くの場所に合板が使用されています。また、タンスや食器棚など木製家具にも多く使用されています。最近の建材は、ホルムアルデヒドの使用を抑えているため、放散量自体それほど多くありません。しかし、数年前まで樹脂や接着剤の原料として広く使用されていたため、10年以上経っても放散が続くことがあります。
ホルムアルデヒドは、基本的には目で見ることができない無色透明な気体です。
ホルムアルデヒドには防腐効果があり、さらに、水に溶けやすいという性質を持っているため、水に混ぜられて防腐剤として用いられます。

2. ホルムアルデヒドの使用現場
ホルムアルデヒドは、壁紙やフローリングの接着剤として家のあらゆる場所で使用されています。
また、多くの家具にも使われているため、鉄やアルミなど金属製のもの以外、ほとんどの家具に含まれていると考えていいかもしれません。
タンスや食器棚など木製家具にも多く使用されています。
合板には接着剤・塗料・防腐剤が使用されており、その中にホルムアルデヒドが含まれています。
そのため、一般のご家庭や、事務所の屋内空気中に放散し、存在していることがあります。
3. ホルムアルデヒドの人体への影響
ホルムアルデヒドの人体への影響 | |
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濃度(ppm) | 人体への影響・症状 |
0.04 | カナダ・カリフォルニア室内基準(臭いを感じる)敏感な子供はアトピー性皮膚炎になる |
0.08 | 日本室内基準 WHO基準 |
0.2 | 目への刺激が始まる, 耳鳴り、悪心、吐き気, 動脈血中酸素飽和度 85~80%でチアノーゼが表れる。 |
0.5 | 産業衛生学会許容濃度(工事等の最高基準値)臭気のために不快感が起こる |
1 | 5年間生活すると、1万人中14人は発ガンの恐れあり |
2 | 鼻や喉に刺激を受ける |
4 | 催涙がおこる |
10 | 正常な呼吸ができなくなる |
20 | 5~10分間で急性中毒を起こす |
50 | 肺炎を起こして死亡することもある |
4. ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群への対策

ホルムアルデヒドによる健康被害を防ぐには、どのように除去・対策を行えばよいのでしょうか。
①現場状況の把握。(ホルムアルデヒド濃度の測定)
測定器で室内のホルムアルデヒド濃度を測定し、1立方メートルにつき0.1㎎(0.08ppm)以下かどうか確認する。
②換気設備・局所排気装置などの設置
前述の①を行い、室内にホルムアルデヒドが1立方メートルにつき0.1㎎(0.08ppm)以上存在していた場合⇒ホルムアルデヒドが充満しない様に換気扇や、空調設備を設置する。
③測定器による日常的な作業環境測定の実施(建材や家具、日用品から発散する化学物質を減らす)
定期的に測定を実施し、ホルムアルデヒドの濃度が減少しない場合、発生源の特定や対策が必要。
・使用されている建材の見直し
・天井裏も含めた換気の見直し
④マスク・活性炭
マスクをかけたり、机上や足元に活性炭を置いたりして、ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群の症状を緩和しました。

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