ラワン合板種類・特徴について解説
1. ラワン合板とは
天然木ラワンとは、フタバガキ科という広葉樹の総称です。木目が目立たず表面がざらざらしているのが特徴で、適度な硬さを持っています。使いやすさに優れていて、家具裏板や建材、DIY用途など、幅広いシーンで活躍している合板です。
ラワン合板とは文字通り天然木のラワンを薄く1ミリ程度にスライスした単板を互い違いに接着剤で貼り合わせて強度を上げた基材です。天然木は水分量(含水率)により伸縮します。その都度歪んだり曲がったりを繰り返します。この状況が続くと割れ/反り/歪みが生じます。
天然木で避けられないこの様な変形を最小限に抑えるために、合板は3層以上に貼り合わせて天然木の繊維方向を互い違いにし軽減させています。
産出地で代表的な場所としてはフィリピン、インド、ボルネオなどがあります。
合板に用いられる最大の理由は、樹木が大きく育つので、幅の広い板が採れる事でしょう。
大きい木になると、50m~60mにまで成長する立派な天然木です。

2. ラワンの種類
ラワンは大きく2つに分けられます。
+ホワイトラワン
ラワン材の仲間の中では、最も淡い色合いをしていて、軽くて、柔らかい木材です。加工性に優れていて、家具や合板、建築材などにも幅広く用いられます。
ホワイトラワン材の心材は、ピンク系の色合いで、淡褐色ないし淡黄色、桃褐色と表現される事が多いです。
辺材と心材の境界線は、あまり明確に分かれていません。木目は、はっきりとせずに、不明瞭な木目が特徴的と言えます。
+レッドラワン
ラワンの仲間では、最も色が濃く、赤茶色を呈しています。また、レッドラワンは、ラワン材の中で、最も重く、堅い木材となります。
レッドラワン材の辺材は、黄白色ですが、心材は、レンガ色から茶色の色合いに変化します。レッドラワン材の木目は交錯していて、木の表情としては、野性味が溢れていると言えます。
3. ラワン合板の特徴

木材としては、軽くて柔らかい部類に入ります。非常に、加工性が良く、一般的な木材加工でも容易に加工が可能です。大きな樹木から採れる大きな板を利用して、薄く切った板を接着した物です。
4. ラワン合板の欠点
耐久性や防虫性が低く、長期の保存には適していないとされています。
長期的な使用によって、虫食いやカビなどが大きな問題となる事もありますので、使う場所には注意が必要です。
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