
メラミン化粧板とは・メリット・デメリットの解説
1. メラミン化粧板とは?
メラミン化粧板とは樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせた薄い板のことです。家具表面を装飾・強化するために使われます。 メラミン樹脂とフェノール樹脂を含ませた紙を何層も重ね、高温・高圧でプレスして作られます。 2層目の紙に色や柄を印刷することで、木目や色を付けることが可能です。 ただし中には木質繊維板(パーティクルボードやMDF)を基材に、低圧で熱圧成型したものもあります。
メラミン化粧板は表面が硬質でキズや水分・熱に強く、頑丈でありながら加工しやすいという特徴を持ちます。その特徴から業務用のテーブル天板やカウンターの表面材として幅広い業種で使われています。

2. メラミン化粧板のメリット
きずや熱・水分に強く長持ちしやすい…タバコの火がついてもわずかに痕が残るのみで焦げつきません。
日常的な汚れに強い…油汚れにも強く油性ペンの汚れも落とすことができます。
色が豊富…無地や木目をはじめ大理石やレザー調など、数百種類のラインナップがあります。
比較的安価なものが多い…天然木を使わないため無垢材や突板に比べコストがかかりません。
塗装ではないため剥がれにくいです。
加工しやすいためオーダー製作に最適。
3. メラミン化粧板のデメリット
メラミン化粧板のデメリットとしては、人工物であるため「自然な素材感」では劣る点です。
メラミン化粧板は紙と樹脂でできているため、無垢材や突板に比べると、木の素材感が劣ってしまいます。
しかし最近では印刷技術の向上によって、パッと見ただけでは本物の木と見分けがつかないレベルになってきています。
また石油系プラスチック製品と比べ、環境負荷が少ない製品です。
限りなく本物に近く、耐久力があり安価なため、コストパフォーマンスに優れた素材です。

4. メラミン化粧板の種類
・低圧メラミン化粧板 化粧紙(チタン紙)にメラミン樹脂を含浸させた化粧層(これを含浸紙といいます)と、基材である木質繊維板(パーティクルボードやMDF)を低圧で熱圧成型した化粧板です。
・高圧メラミン化粧板 メラミン樹脂含浸紙とフェノール樹脂クラフト含浸紙のみを積層して熱圧成型する厚さ1mm程度の樹脂化粧板です。そのままだと薄くて衝撃に弱いので基材と接着して使います。
・ポリエステル化粧合板 化粧紙(チタン紙)と合板を貼り合わせた上にポリエステル樹脂を塗布し、その上からフィルムをかけ、樹脂を延ばして固めた化粧板です。
・オレフィン化粧板 ポリプロピレンやポリエチレンなどからできたオレフィンシート(非塩ビシート)と基材である合板や木質繊維板(パーティクルボードやMDF)と貼り合わせた化粧板です。
・プリント化粧板 薄葉紙(ウレタンコート紙や強化紙)と基材である合板や木質繊維板(パーティクルボードやMDF)とを貼り合わせた化粧板です。
他にもまだまだ種類がありますが、それは次の機会に紹介しようと思います。
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