
合板の接着剤条件
1. 合板の接着剤に求められる条件

貼り合わせる材料同士に凸凹があること。ものをどんなに平滑に仕上げても、凹凸は必ずありますし、合板に使用される木材には、もともと水分や栄養分が通る道があり、ここに接着剤が入り込み接着性を向上させます。
接着剤を塗った時、接着剤を広く塗り広げられるもの。簡単に薄く塗り広げて行くことが簡単なこと。
塗った接着剤が、接着後は固まること。固まらないと剥離の原因になります。

2. ホルムアルデヒド放散量の規格
木質材料に関するホルムアルデヒド放散量について簡単に説明します 。 ホルムアルデヒドの放散量は,合板に関しては日本農林規格( JAS),パーティクルボード,繊維板については日本工業規格( JIS)でそれぞれ定められています ( 表1, 表2)。両規格ともホルムアルデヒドの放散量の測定は,デシケータ法を用いています。デシケータ法は寸法50× 150mmの試験片を, JASで は 10枚, JISで は試験片の表面積の合計がおよそ 1,800cm2になる枚数を用います。それらの試験片を, 図1に示すようにデシケータ内に設置し,温度20℃の状態で 24時間放置し,試験片から放散されるホルムアルデヒドをデシケータ底部の蒸留水に吸収させます。この蒸留水を分析し,ホルムアルデヒドの濃度を求めます。なお,ホルムアルデヒド放散量の等級表示は, JIS適合ボードについては義務づけられていますが. JASで は任意表示になっています。
現在,国内で生産されている合板について,ホルムアルデヒド放散量に関する正確な統計値はありませんが,前述の F2に 分類されるものが大部分を占め,つい で F1, そし て F3は ほとんどないと言われています。また,これらの他に JASの 等級区分で は F1に 分類されるのですが,通称F0(エフゼロ)と呼ばれるホルムアルデヒドを放散しない接着剤を使用した合板もあります。最近では,室内空気汚染の問題から, F1に分類される合板の生産量は以前よりも増えているよ うです。このような合板のホルムアルデヒド放散量の違いは,主に使用する接着剤の性質によります。現在,合板には数多くの種類の接着剤が使用されていますが,以下にいくつかの接着剤とその特徴を紹介します。

表1普通合板・構造用合板・特殊合板・コンクリート型枠用合板に関する日本農林規格(JAS)におけるホルムアルデヒド放散量の区分 | ||
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表示の区分 | 平均値 | 最大値 |
F1 | 0.5mg/l以下 | 0.7mg/l以下 |
F2 | 5mg/l以下 | 7mg/l以下 |
F3 | 10mg/l以下 | 12mg/l以下 |
繊維板とパーティクルボードに関する日本工業規格(JIS)におけるホルムアルデヒド放散量の区分 | ||
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種類 | 記号 | 平均値 |
E0タイプ | E0 | 0.5mg/l以下 |
E1タイプ | E1 | 1.5mg/l以下 |
E2タイプ | E2 | 5mg/l以下 |
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